柿衞は伊丹の醸造家で、岡田氏、幼名真三、利兵衞(りへえ)を襲名。京都帝国大学文学部国文科卒業。梅花女子専門学校・聖心女子大学などで教鞭をとるとともに、伊丹町長・市長を務めました。
郷土の俳人鬼貫(おにつら)に端を発する俳諧資料の収集は、俳諧史全般へと拡大し、学術研究上必要と認めた真蹟や俳書の蓄積を、現在の(財)柿衞文庫に遺します。
『鬼貫全集』『俳画の美』ほか多数の著書があり、中でも『芭蕉の筆蹟』は芭蕉筆蹟学の礎を築いた名著です。
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