秋季特別展 岡田柿衞没後30年 俳画の美ー蕪村・月渓【9月22日~11月4日】
本年は、柿衞文庫の創始者である岡田柿衞(1892~1982)の没後30年にあたります。芭蕉筆蹟学の礎を築いた柿衞は、俳画の大成者である蕪村にも関心が深く、俳文学と美術のはざまにある俳画にいち早く着目し、俳画の流れを系統的に解明しました。また、蕪村を師とし、のちに四条派を樹立した月渓にも注目し、著書『俳画の美 蕪村・月渓』にその研究成果を集約しました。柿衞が愛してやまなかった蕪村の洒脱にして格調高い俳画と月渓の明るくあたたかい俳画の世界を心ゆくまでお楽しみください。
会期
- 平成24年9月22日(土)~11月4日(日)
- 月曜休館。ただし、10月8日開館、10月9日休館
- 開 館 時 間 午前10時〜午後6時(ただし入館は5時30分まで)
主な出品作品
- ・蕪村筆「紫陽花にほととぎす」自画賛(愛知県美術館(木村定三コレクション)蔵)
- ・蕪村筆「雪月花」句自画賛牛若丸図((公財)阪急文化財団逸翁美術館蔵)
- ・月渓画几董賛冬籠図(柿衞文庫蔵)
- ・蕪村筆「けさ見れば」句自画賛(個人蔵)
- ・蕪村『安永三年 春興帖』(早稲田大学図書館蔵)
- ・蕪村筆天狗自画賛((公財)野村文華財団野村美術館蔵 ほか80点
入館料
- 一 般700(600)円
- 大高生450(350)円
- 中小生350(250)円 *県内中小生は無料
※()内は20名以上の団体割引料金
記念講演会
「岡田柿衞と蕪村」
柿衞文庫理事 岡田彰子氏
9月22日(土・祝) 午後1時30分~3時
聴講は無料です。
事前に柿衞文庫にお申込ください(電話可)»
展覧会関連講座
「蕪村における画文交響」
「蕪村と月渓の絵画ー月渓をめぐって」
静岡県立美術館館長 芳賀 徹氏
10月6日(土) 午後1時30分~3時
公益財団法人冷泉家時雨亭文庫理事長 冷泉為人氏
10月13日(土) 午後1時30分~3時
<講座料>
各回/一般1,500円 、大高生1,000円、友の会会員500円(要申込)