第6回鬼貫青春俳句大賞に大阪府の羽田大佑さん
30歳未満の若手俳人の発掘、登竜門として、柿衞文庫開館20周年を記念し、平成16年に設けられた「第6回鬼貫青春俳句大賞」の大賞、優秀賞が11月3日決定しました。
第6回目のことしは全国から18人の応募があり、也雲軒塾頭の坪内稔典氏、「ホトトギス」副主宰の稲畑廣太郎氏ら5人が選考にあたり、すべての俳句にカタカナ・ひらがな・漢字を使い30句をそろえた大阪府在住の羽田大佑さんの「カタカナ+ひらがな+漢字=俳句」が選ばれました。優秀賞には北嶋訓子さん(茨城県)、杉田菜穂さん(奈良県)、山本皓平さん(大阪府)の3人が選ばれました。
各賞の受賞者と主な作品は次のとおり
【第6回鬼貫青春俳句大賞】
羽田大佑さん
「短夜の港を映すグラスかな」
「専攻は古代ギリシャ語星月夜」
「マフラーを巻く本心に触れぬやう」他
【優秀賞】
北嶋訓子さん
「ささくれが痛い鬼灯熟れて居る」他
杉田菜穂さん
「卒業といふ緩やかな曲がり角」他
山本皓平さん
「球場も地球も楕円ソーダ飲む」他